スタッフブログ&整備レポート

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更新日: 2021.3.11

ベンツCLK ファンベルト交換 オイル漏れ修理

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さくら車検の小松崎です。

今回はメルセデス ベンツ CLK320 の整備をご紹介いたします。

まずこのたびエンジン不調でご入庫いただき点検をした結果

①オイルエレメントケースからのオイル漏れ

②オイル漏れによるファンベルトの千切れ

③オイル漏れによるスパークプラグ及びDイグニッションコイルの故障

 

img_0818img_0820

目視やコンピューター診断により3点が症状が確認できました。

オイル漏れを放置しておくと高い出費になりますね・・

ファンベルトの交換をした際に同時にアイドラプーリー・テンショナープーリー等を同時に交換を致しました。

ベンツのプーリーは滑車部分がプラスチック製ですので耐久性が悪いですね。

img_0815

 

 

 

 

ベンツCLKはV6エンジンですがプラグが12本です。

下の画像で二股に分かれているのがダイレクトイグニッションコイルになります。

エンジン不調の定番故障パーツです。

国産車でもエンジン不調の場合このパーツが原因のケースがよくあります。

たしかホンダ フィット(年式忘れ)やアルファロメオ(ツインスパーク)もプラグがシリンダー×2本ですね。(大きいのと小さいプラグ)

img_0819

コンピューター診断でミスファイアが記録されていました。

プラグ・ダイレクトイグニッションコイル交換後テスト走行し今一度コンピューター診断機で異常ない事を確認し整備完了しました。

今回使用したコンピューター診断機はAUTELになります。

最新ですのでエンジンチェックランプは基本全て確認できますので他車種でエンジン不調・チェックランプでお困り方はご相談ください。

img_0832

 

オイル漏れによる故障ですが一番怖いのがエキマニ(マフラー)に垂れる事による発火

車内にオイルの焦げ臭さがしてきたら早急に点検をした方がいいと思います。

 

次にオルタネータ(発電機)の故障  これがまた厄介で走行中にエンジン停止!!オルタネータが故障してしまい発電が止まりバッテリーの電力で数キロ走行後に突然のエンジン停止

ハザードはすでに電量が無いので点灯しません、フットブレーキも重く場合により電動パワステの車両はハンドルが激重になります。

このときの前兆はありますのでご紹介いたします。(私自身の経験ですので参考までに)

エアコンがおかしいなと思う

警告等が光りだす

ナビやオーディオがON・OFFを繰り返す

ワイパーの動きが不自然

などの症状がでます。 (やはりそのときはかなりあわててますので覚えている範囲内の内容です)

このような症状が発生した場合は一度安全な場所に停車をして様子を見た方が良いと実感しております。

 

3番目がセンサー類の故障になります、

センサー類の交換もしくはハーネス内部にオイルが混入しコンピューターの故障

(費用が高額でコーディングが必要になりディーラーでの修理になります、ベンツがこの症状が多いです

A/Tのハーネスやカムセンサーハーネスが弱いです対策としてメーカー側が強化したパーツを推奨して交換をしています)

ちなみに一番の高額整備はオイルの不足によるエンジン焼付きですね

オイル漏れの症状を把握をしていて普段からオイルチェックをしていれば未然に防げますね。

 

最後にオイル漏れがなぜ起きてしまうのか

経年劣化と言ってしまえばそれまでですが、やはりオイルメンテナンス及び冷却系の整備等普段から

定期的なメンテナンスが一番だと思います。

エンジンオイル交換を指定距離や指定交換時期過ぎてしまった場合や冷却性能がダウンして

オーバーヒート気味で走行をした重ねた場合、E/G・M/TのシールパッキンやOリング・ガスケットを傷めてしまい硬化を進めてしまいます。

傷めてしまったガスケット・パッキン・Oリング等からオイルが漏れ出してしまします。

同じ年式でメンテナンスしてある車両としていない車両ではまるで別物です

高額な整備費用が発生し、それに伴い愛車が修理期間乗れなくなりますので日々のメンテナンスを心がけましょう。

 

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1981年生まれ千葉出身、現在足立区在住です。趣味は釣り、ゴルフ、スノーボードです。アウトドア派で車はSUVが好みです。昨年子供が生まれ趣味の釣りとスノーボードが行けずゴルフのみ時間を見つけ頑張っています。子供と趣味の共有ができることが楽しみです。 【保有資格】二級自動車整備士、中古自動車査定士、中古自動車販売士、損害保険募集人資格

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