こんにちは、さくら車検の吉田です。
今回はスバル ステラのフロントブレーキのシールキットの交換作業になります。
フロントブレーキが引きずり気味でしたので、キャリパーの中身を交換します。
初期段階だったのでパッドの片べり等はみられずパッドはそのままです。
キャリパーを取り外し分解。
構成部品。上段左ダストカバー、右ピストン、真ん中ピストンシール。
ピストンシールの劣化やキャリパー内部の錆などでパッドを押し付けるピストンの戻りが悪くなり引きずりが発生します。
綺麗に掃除をしてシールキット、ピストンを取り付けました。
パッドのグリスアップを行いキャリパーを組み付けて、ブレーキオイルのエア抜き作業をしたら完了です。
今回は初期段階の発見でしたので、パッドの片べりには至らなかったことは幸いでした。
気づかずに走り続けていたら片側のパッドだけが早く減ってしまい危ないところでした。
ブレーキの引きずりは普通に乗っていると気づきにくいかもしれません。走行距離が増えてきたら定期的に点検しておいた方が良いでしょう。
このたびはご利用ありがとうございました。
1972年生まれの整備士です。お車のトラブルなら何でもご相談ください。 数年前は、よくドライブに出かけていましたが、現在はその頻度も減り、これといった趣味がないことが悩みの一つです。 【保有資格】二級自動車整備士