こんにちは!の清久です!
さて前回の記事では、ランドローバー ディフェンダー 車幅足らず車検不合格について取り上げました。
今回も車検の合否にかかわるお話になります。
まずはこの写真をご覧ください。
上記画像は、車検に通す前のホンダ フィットですが、この状態では、車検不合格でした。
さて、どこが不合格なのか判りますか❓
答えは、記事タイトルに書いてしまってますが (;^_^A 車検対応の社外品マフラーでした。
えっ⁉ 車検対応社外品マフラーなのにどうして❓と思われますが、
2010年(平成22年)4月1日以降に生産されたクルマは、加速走行騒音を防止する規制が適用されていて、社外マフラーに交換する場合は、「性能等確認済表示」のあるモノでないと車検に通らないということになっています。つまり「加速走行騒音も近接排気騒音も計測して保安基準に適合していることを確認しておきましたよ」という証明がないとダメということです。
もちろん車検対応をうたっているマフラーですので、証明はあるはずですよね。
それでは次の写真をご覧ください。
そうです、勘の鋭い方なら、お気づきですよね。
肝心なプレートが削れてしまい、識別番号が確認不可能な状態に。( ̄▽ ̄;)
「性能等確認済表示」は金属製の認証プレートに刻印され、マフラーのサイレンサー部分などに溶接で貼り付けられるのが一般的で、プレートには「JQR」「JATA」「JARI」のいずれかの確認機関名が刻まれるほか、識別番号やエンジン型式も表示されていて、保安基準適合品であることがわかるようになっているのですが…
これでは、車検不合格になるのは、当然ですね。
なぜこのような状況になったか?
原因は、このお客様のフィットは、足回り(ショックアブソーバー)が、TEIN社製の車高調整式に変わっており、車高がノーマルの状態より低くなっているため、駐車場の車止めブロックや、コンビニエンスストアの出入口のスロープ等で接触して削れてしまったようです。
しかし、マフラー交換したらローダウンもされてる方は多いと思うので、メーカーさんも認証プレートが削れないように側面に付けるとか考えておいて欲しいものですね。
今回はお客様と相談させて頂き、純正マフラーに交換して再車検を受けることで無事に合格する事が出来ました。
ちなみに、別の車になりますが、下の写真をご覧下さい。
こちらも車検対応社外品マフラーですが、プレートの文字が識別できますので、車検に通りますね。
さくら車検では、板金塗装、ドライブレコーダー取り付け、一般整備も行っておりますので、この車は、車検に通るかな?という疑問もご相談いただければと思います。
この度はご利用ありがとうございました。
1975年生まれ、A型 趣味は、自動車レース観戦、レーシングカートです。元F1ドライバーの小林 可夢偉とも同じコースで走った事もあります!? その反動か、一般道では、至って安全運転です。機械いじりも好きです。 【保有資格】中古自動車査定士、中古自動車販売士、損害保険募集人資格