さくら車検の清久です。さて今回のブログは、80スープラのステアリングホイールについてです。
今や珍しい80スープラですが、日本で一度絶版になった時から相場は上がり始めていましたが、最近になってさらに一段と高くなっています。
中古車市場ではNAで250万円以上、ターボで350万円以上、特別に保存状態の良いものは何と1000万円超!の高値がついている希少価値の高い車となっています。
その理由の一つとしてはアメリカでの人気。
アメリカでは映画「ワイルドスピード」の影響や、JDMと呼ばれる日本仕様のままで乗るのがステイタスだという価値観があって、GT-Rを筆頭に日本のスポーツカーはとても人気があるため、アメリカの業者がどんどん輸入して販売するようになりました。
しかしなぜここ最近なのか?
本来アメリカでは右ハンドル車の販売が禁じられていて販売することができません。
ところが例外があります。
それは、製造から25年経過した車については販売OKになる「25年ルール」!
1993年5月から販売が始まった80スープラは25年経った2018年頃からアメリカでの販売が解禁された、という経緯があるからなんですね。
と話題を本題に戻しましょう。
さて、上の画像ですが、最近では珍しいエアバック無しのMOMOのステアリングホイールです。
最初の画像のこれまた貴重な80スープラのステアリングホイールです。さて問題です、
このステアリングホイールの直径は、何ミリでしょうか?正解は、300ミリです。さて、車検は通るでしょうか?
正解は、通ります。かつての保安基準では、350ミリ以上という規定が有り小径ステアリングは競技用車両にしか取付できませんでした。
現在では基準が緩和されて明確な制限はなくなりましたが、ハンドルの直径によって視認性が悪くなる場合には不適合になる可能性が残されており、小径ハンドルにする場合は注意が必要です。それ以外にもサークル状(円形・環状・楕円状を含む)のもので、ハンドルを握った状態でメーターなどが隠れずに目視できることが求められ、実際には判断の難しいところになりますので、車検の際にはご相談いただければと思います。
さくら車検では、板金塗装、ドライブレコーダー取り付け、一般整備も行っておりますので、この部品は車検OKかな等、疑問も気軽にご相談ください。
1975年生まれ、A型 趣味は、自動車レース観戦、レーシングカートです。元F1ドライバーの小林 可夢偉とも同じコースで走った事もあります!? その反動か、一般道では、至って安全運転です。機械いじりも好きです。 【保有資格】中古自動車査定士、中古自動車販売士、損害保険募集人資格