投稿者:moritaさくら車検横浜店の森田です。先日車検にてお預かりさせていただきました「シボレーコルベット」の車検整備になります。
1960年代のお車ですが、お客様が大事にお乗りになられているため内外装の状態はすこぶる綺麗です。普段からお客様のお車は丁寧に取り扱いしていますが、より丁寧に点検整備を行っていきます。
お車をお預かりさせていただく際に、現在気になる点をお伺いさせていただいています。お客様より「最近パンパンとバックファイアーの音が鳴る」とのことでしたので点検していきます。
大事にお乗りになられているのが分かるくらいにキャブレター内はピカピカで吸気系は問題なさそうです。
次に点火系を調べていくと、８番シリンダーの圧力が抜けていることが判明いたしました。プラグを点検するとやはり摩耗していて点火していなかった模様です。
プラグは全体的に同じように摩耗していきますので、今回は８本とも全交換させていただきました。
取り付け後は吸気系・点火系がすこぶる好調で、バックファイアーも無くなりました。
ブレーキ回りを点検していると、サイドブレーキが利かずに滑っています。検査項目上では不合格となるために点検していきます。
点検結果は右リアのサイドブレーキワイヤーがボディーから外に出る付け根が腐食して折れています。引いても折れているためその先に伝わりません。
またワイヤーを引っ張るとブレーキシューのレバーを引き、ライニングブレーキが開いてサイドブレーキがかかりますが、ブレーキシューのレバーがスカスカで引いてもブレーキシューが開きません。
お車が古いので探しましたが部品が見当たりませんでした。部品がない場合は、作ってしまうか現品を修理するしかありませんが、今回は現品修理をさせていただき無事にサイドブレーキが利くようになりました。
この記事を書いた人：
1983年11月21日生まれでさそり座のО型です。横浜生まれで大阪育ちですが、縁あって横浜で勤務することになりました。ドライブが好きで何時間でも運転していられます。 【保有資格】中古自動車査定士、中古自動車販売士、損害保険募集人資格
