こんにちは、さくら車検の小林です。今回はエンジンが掛からないシトロエンC4がレッカーでご入庫されました。
キーをスタートにまわしてもうんともすんとも・・・クランキングさえしない状態でした。
スターターに電気そのものがきていません・・・STのヒューズを点検してみたところヒューズが切れてしまっていました。
ヒューズを新しいものに交換してみるとエンジンは何事もなく始動することができましたが、何度かエンジンをスタートしてをくりかえすとヒューズがまた切れてエンジンがスタートできなくなります。
配線をテスターで調べてみたところショートしていたり断線していたりはないみたいです。
スターターなのでバッテリーから直接配線が引っ張ってあったり回路自体は単純ですので調べやすいと思います。
スターターを単体で点検してみます。スターター自体はエンジンの裏側に取り付いており、ボルト3本と端子のナット2個で取り付いているだけなのですが・・・狭いわけではないのですが作業はしずらいと思いました・・・気合で取り外します。
単体点検を行ってみると回ったり回らなかったり・・・回らないほうが多いかなぐらいの中途半端な壊れ方をしているようです。
中のコイルがショートしかかっていてショートしてしまっているときはエンジンが掛からずヒューズが切れてしまい、ショートしていないときは普通にエンジンが始動できてしまう、的な状態のようでした。
新しいスターターに交換します。取り付けるときも何とも言えないやりにくさがありますが気合で取り付けます。
交換後はエンジンスタートして確認をしますが連続してエンジンスタートを行い続けるとスターターが壊れてしまったりバッテリーが上がってしまったりがあるのでほどほどに時間をあけて確認して様子をみます。
ヒューズは切れないことを確認して作業完了です。インターネットを見てみるとシトロエンのスターターが故障してしまう・・・ってページがそこそこ見受けられます・・・
消耗部品という括りの中にはない部品なので、普通にエンジンが始動できてしまえば正常と判断せざるをえない部品なのですが(異音とかしていれば別です・・・)このように急にこのような症状になってしまうこともあります。
あせらずに対処、対応していきましょう。ではまた。