さくら車検の吉田です。
今回は、フランス車のプジョー208(A65F01)のフロントブレーキパッドとエアコンフィルターを交換しました。
ブレーキは、車を制御するうえで最も重要な装置です。
多くの車は、金属製の円盤(ブレーキディスクローター)をブレーキパッドで挟みこみ、お互いの摩擦抵抗により制動力を得て、車輪を止めるディスクブレーキを採用しています。
ブレーキパッドは、厚めの金属板に抵抗摩材を張り付けた構造で、タイヤと一緒に回転するブレーキローターに押し付けることで、摩擦が発生し車を止めることができます。
使用するたびに摩材が次第に減っていき、なくなると金属の土台だけになってしまいますので、残量が少なくなれば早期に交換が必要です。
命に係わる部品ですので、くれぐれもお気を付けください!
交換は、タイヤを外して、ブレーキキャリパーを外したり、ずらしたりしてキャリパーの油圧ピストンに押さえられているブレーキパットを外します。
ブレーキローターが見えました。
クリーナーで洗浄して、新しいブレーキパットを取り付けます。
キャリーパーを取り付けて完成です。
続いてエアコンフィルターを交換します。
外国車の場合は、ポーレンフィルター(pollen filter)と表記されることがあります。
意味は、花粉除去フィルターで、室内空気を清浄に保つための部品です。
さて、プジョー208のエアコンフィルターは、この写真のどこかに隠れています。
どこに装着されているかわかりますか?
エアコンフィルターはこんなところに隠れています。
ウィンドーガラスとボンネットフードの間にあるメッシュ部分に潜んでいました。
さらに奥にあるので、引っ張り出すのに時間がかかります。
新しいものと古いものを比べてみると、一目瞭然ですね!
(新しいものは、箱の上に置いていますので大きく見えますが、上下は同じ大きさの同じ部品です。)
汚れたままにしていると、同様な汚れがフィルターで吸収しきれずに、同乗者の呼吸する空気に入ります。
大切な人の健康を守るためにも、車検などの定期点検の際に交換をおススメします!