おはようございます。さくら車検の小林です。
今回はラルゴのご修理で、少し変わった作業のご紹介です。
車検でのお預かりの際、ヒーターが効かないことに気がつき点検してみました。
ヒーターホースも冷たく、リザーバータンクの中の冷却水もからっぽ・・・というわけではないのですがLOWレベルよりも下側にありました。
でもオーバーヒートはしておらず、ファンもしっかり回っていました。とりあえず水漏れを点検してみました。すると・・・
!?
シリンダーブロックのコアプラグから水が大量に!!
とてつもなく滴れています・・・
オーバーヒートにならなかったのが不幸中の幸いですね・・・
コアプラグが腐ってます・・・経年劣化によるサビやクーラント交換を怠ったりしてしまうとたまにおこります。
この水漏れによりヒーターコアまで水が回らず暖房がぜんぜん効かなかったようです・・・
オーバーヒートしてしまったら暖房が、どころではありません!!(汗)交換しましょう。
コアプラグはもう腐ってしまっているのでかんたんに外すことができますが、取り付けるときがなかなか・・・エキマニ等じゃまなものがあり、せまい・・・コツコツ少しずつがんばってたたいて入れていきましょう。
水漏れ場所の位置がたまたま見やすいところだったということもあり、ほかに外した部品はありませんでしたが同じコアプラグがほかにも何箇所かあるので、場所によってはシャレにならない辛い作業になることもあります。
とりあえず今回はココだけということになりました。
交換後、水漏れしていないことを確認し、ヒーターコアにも水がちゃんと回るようになりました。
暖房もしっかり効き改善されました。クーラントは定期的に交換しましょう。
最近の新しい車両では8年・10年間大丈夫なロングライフ冷却水が最初から入っていることが多いですが、1年で1万km走行する人と1年で10万km走行する人とで劣化度合いはちがうと思いますし乗り方は人それぞれです。
少し気にしてみるのもいいと思います。