投稿者:さくら少しでもお得に車検を受けたい方に向け、いつ車検を受けるべきか、どこで車検を受けるべきかについて解説しています。
車検は、2年に一度やってくる高額な出費です。少しでも安く車検を受けられるに越したことはありませんが、安さだけを基準に車検を受けることはおすすめできません。品質と安さのバランスを考慮し、コスパの良い車検を選びましょう。
目次
車検満了日前の1か月以内がおすすめ
有効期限の満了日以前であれば、いつ車検を受けても構いません。極端な例で言えば、2年後に満了日を迎える車でも、2年を待たず1年後に車検を受けても良い、ということです。
ただし、車検は受けるタイミングによりコスト面で不利になることがありますので、特別な事情がない限り、少しでも有利なタイミングを選ぶようおすすめします。基本的には、車検満了日前の1か月以内に受けるのが理想です。
車検満了日前の1か月以内に受けた場合
満了日前の1か月以内に車検を受けた場合、次の満了日は乗用車なら2年後の同じ日になるという特例があります。
例えば今回の車検満了日が「4月30日」で、1か月早く「3月30日」に車検を受けたとしても、次の満了日は「2年後の4月30日」となります。1か月早く車検を受けたからという理由で、次の満了日が1か月早くなることはありません。
車検満了日から1か月よりも前に受けた場合
一方で、満了日から1か月よりも前に車検を受けた場合には、上記の特例が適用されません。
例えば今回の車検満了日が「4月30日」で、2か月早く「2月30日」に車検を受けると、次の満了日は「2年後の2月30日」となります。1か月を超えて前に車検を受けると、その分だけ損をすることになります。
15日だけ前倒しする裏技
満了日前の1か月前に車検を受けられない方は、指定整備工場に車検を依頼することで、15日だけ上記の特例を前倒しできます。実質的には満了日前の45日間にわたり特例が適用される、ということです。
この制度を利用した場合、今回の車検満了日が「4月30日」で、45日早く「3月15日」に車検を受けたとしても、次の満了日は「2年後の4月30日」にできます。
なお、この制度を利用する場合、車検を受けた日から15日以内に書類を提出する必要があります。提出しなければ制度が適用されない点に注意が必要です。
どこで車検を受けるのがお得か？
車検を受ける場所には様々ありますが、ここでは「ディーラー」「民間工場」「運輸支局」の3つに分け、それぞれの特徴を確認しておきましょう。
料金だけで選べばユーザー車検がお得ですが、質や手間などを考慮したコスパで選ぶのでしたら、必ずしもユーザー車検が一番お得とは言えません。
ディーラー
他の車検場所に比べ、ディーラーは車検費用が高めです。また、車検に要する期間も1週間ほどと長めです。
ただし、車検前に行われる点検・整備、修理、部品交換などのクオリティは、他の車検場所よりも高いとされています。
民間工場
民間工場の場合、ディーラーよりも車検費用はやや安い傾向があります。また車検に要する期間は数時間から4日程度と、ディーラーよりも短めです。
ディーラーと比べると点検・整備などの質が劣ると言われることもありますが、実質的に大きな差はないという声も少なくありません。
運輸支局
ユーザー車検は自分で運輸支局に車を運んで受ける車検ですので、間に業者をはさまない分、費用は安くなります。車検に要する時間も数時間から1日程度と、かなり短めです。
ただし、点検や整備、修理、部品交換などは自分で行う必要があります。専門知識や経験のない方が自力でこれらを行うことは、かなり難しいかもしれません。
なお、点検・整備などを行わなくても車検に合格する可能性はありますが、車の性能・安全性を維持するためには、定期的に専門的な業者へ点検・整備を依頼するようおすすめします。
【まとめ】コスパの良い車検方法を選びましょう
少しでもお得に車検を受けたいのでしたら、車検満了日から1か月以内がおすすめです。また、車検はディーラーや民間工場、運輸支局（ユーザー車検）などで受けられますが、それぞれの特徴は大きく異なるため、よく比較して依頼先を判断することが大切です。
ご自身にとって、最もコストパフォーマンスが良いと感じられる車検方法を選びましょう。
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