ここでは、うっかり車検が切れてしまった時の対処法についてご紹介しています。
車検が切れた時の対処法には、大きく分けて「再車検に通す」という方法と「売る」という方法の2種類があります。
どちらの対策も取らずに車を放置していると、いつまでも税金が掛かり続けるので、どちらかの方法を取るべきです。
後者の「売る」という方法も現実的な対処法ですが、条件によっては、あまり良い選択肢とは言えません。
当社、さくら車検なら、出張料無料で車検切れの車を引き取り、再車検の上で乗れる状態にしてオーナー様へ納車差し上げることができます。
目次
さくら車検なら無料出張で再車検を承ります
さくら車検の「車検切れレスキュー」
当社さくら車検では、車検切れの車を無料で引き取りにうかがい、車検を行って乗れる状態でオーナー様のご自宅まで納車する「車検切れレスキュー」というサービスをご提供しています。
車検切れであるという理由だけで別途手数料をいただくことは、一切ございません(※)。
自社整備工場での法定24か月点検付きで、必要があれば修理にも対応します。車をお預かりしている間は、もちろん無料で代車をご用意いたします。
オーナー様がご自身で積載車を手配したり、仮ナンバーを取得したりする必要はまったくございません。
オーナー様のご足労もお手間もいただくことなく、車を万全の状態にしてお戻しします。車検切れの車の処遇にお困りの方は、ぜひお気軽にさくら車検までお問い合わせください。
※不動車の場合は別途で車の積載料金を頂戴いたします。
車検切れの車は公道を走れない
ご存じとは思いますが、車検切れの車で公道を走ることはできません。
もし車検切れの車で公道を走った場合には、道路運送車両法に基づいて罰則を科されます。
もし車検切れの車で公道を走ったらどんな罰則を受けるのか?
車検切れの車で公道を走行した場合、前歴がなかったとしても「違反点数6点」「30日の免許停止」「6か月以下の懲役または30万円以下の罰金」の3つが科されます。
「30日の免許停止」ということは、いわゆる「一発免停」になるということです。
また、車検に加えて自賠責保険の有効期限も切れていた場合には、前歴がなくても「違反点数6点」「90日の免許停止」「1年以下の懲役または80万円以下の罰金」という、更に重い罰則を科されます。
罰則の内容にかかわらず、そもそも車検切れの車には整備上の問題があるかもしれないため、安全性の観点から見ても公道を走行すべきではありません。
どのような理由があっても、車検切れの車で公道を走ることのないようにしましょう。
車検切れの車の取り締まりが強化されている
「車検が切れていても、近場の車検工場に行くだけだからバレないだろう」と考える方がいるかもしれません。
ですが、国は車検切れの車の取り締まりを強化しているため、バレる可能性が高いと考えておいたほうが良いでしょう。
国土交通省では、2018年から可搬式のナンバー自動読取取得装置(Nシステム)の本格運用をスタートさせています。
このNシステムの登場により、車検切れの車の取り締まりが非常に厳しくなりました。
また、国土交通省は、車検工場やガソリンスタンドなどと連携を図り、無車検車の摘発に協力するよう促しています。
そのため、もし車検切れの状態で自走して車検工場に車を運べば、車検工場から国へ通報されるかもしれません。
たとえ自宅から目と鼻の先に車検工場があったとしても、車検切れの車を運転して運ぶことのないよう、十分にご留意ください。
車検ありかなしかで売る時の査定額が変わる
車検切れの車を「売る」と考えている方は、車検の有無で査定額に違いが出ることを理解しておきましょう。
当然、「車検なし」の車よりも「車検あり」の車のほうが、査定額は高くなる傾向があります。
では、少しでも高く売るために、あえて車検を受けておくことが有利な選択肢になるかどうかと言えば、必ずしもそうとは言えません。
「売る」と決めているなら車検を受けないままのほうが有利な場合もある
「車検なし」の車よりも「車検あり」の車のほうが有利な査定とはなります。
しかし、そのために再車検を受けることになると、検査費用や自動車重量税なども含め、最低でも10万円は掛かります。
一方で、せっかく10万円を掛けて再車検を受けたとしても、買取査定額が10万円上乗せとなることは、まずありません。実質的には、再車検を受けてから売却するとマイナスになることが一般的です。
「売る」と決めている車検切れの車をお持ちであれば、再車検を受けないまま買取査定してもらったほうが良いでしょう。
なお、車検を買取査定額に有利に反映させたいならば、車検が切れてから再車検を受けるのではなく、車検の有効期間が半年以上残っているタイミングでの売却がおすすめです。
また、中古車市場の需要が活況となる1~2月を狙えば、多少は査定額が高くなるかもしれません。
売るのではなく再車検を受けたほうが良い場合
車検切れの車を売る場合には、中古車買取業者に連絡をして買取査定をしてもらえば簡単に売ることができます。
ただし、本当に売るべきかどうかは、いったん立ち止まって考えてみる必要があるでしょう。
例えば、次にご紹介するような車ならば、売るのではなく再車検を受けたほうが良いかもしれません。
まだ十分に乗れる車の場合
積極的に欲しい車があるならば、すぐにでも売ることを検討したほうが良いでしょう。
ただし、どうしても欲しい車があるわけでもなく、かつお持ちの車検切れの車が十分に乗れる状態であれば、売るのではなく再車検を受けたほうが良いのではないでしょうか。
十分に乗れる状態の車とは、例えば年式が10年未満の車や、走行距離が10万km未満の車などです。
もちろん、これらに該当する車でも、事故で全損した車などは、十分に乗れる状態の車とは言えません。
これまでの車の履歴を総合的に判断し、十分に乗れる車と判断できる場合には、再車検を受けて乗り続けてはいかがでしょうか。
新車に買い換える予定の場合
もし積極的に欲しい新車があったとしても、ディーラーなどに注文をすればすぐに納車される、というわけではありません。
特に近年は世界情勢の影響により、半導体不足や輸送能力の低下が見られます。
もとより世界情勢が安定している時期でも、新車はすぐに納車されないことを考えると、現在の不安定な情勢の中では、注文してもなかなか納車されないのが実情です。人気モデルにおいては、注文してから1年以上も待たなければ納車されないケースも見られています。
どうしても欲しい新車がある場合、まずはディーラーなどに納車時期の目安を確認しましょう。もし長期間にわたり待つことになりそうならば、いったん車検切れの車の再車検を受けて納車を待ったほうが良いのではないでしょうか。
納車時期が近づいてくると、ディーラーなどから、あらかじめ納車予定時期が伝えられます。
伝えられた後に中古車買取業者へ査定を依頼しても、決して遅くありません。
それでも売りたいなら出張買取サービスを利用しよう
再車検が推奨される車であっても、オーナー様の意向により「どうしても売りたい」ということもあるでしょう。
そのような場合には、中古車の出張買取サービスを利用するようおすすめします。
出張買取サービスとは?
出張買取サービスとは、中古車買取業者に自宅まで出張してもらい、車の買取査定を行ってもらえるサービスです。
査定額に納得できれば、必要書類を揃えた上で、車を引き取ってもらう形で売却できます。
車検切れの車を自分で買取店に持ち込むことはできない
すでに説明した通り、車検切れの車は公道を走ることができません。
「近所の中古車屋さんに運ぶだけだから…」と甘く見ていると、Nシステムなどにより無車検者運行がバレて一発免停となる可能性があります。
仮ナンバーを取得すれば自分で買取業者へ車を持ち込めるか?
市区町村で仮ナンバーを取得してから中古車買取業者に運ぶ、という方法を考える方もいるようです。
確かに仮ナンバーを取得すれば、一時的に車検切れの車でも公道を走れるようになります。しかし仮ナンバーの取得自体、なかなか手間の掛かる作業となる点は理解しておきましょう。
仮ナンバーの取得手続きに必要な書類は次の通りです。
- 運転免許証
- 車検の切れた車検証
- 自賠責保険証の原本(有効期限が1か月以上残っているもの)
- 自動車臨時運行申請書
これらのうち厄介な書類は自賠責保険証です。
車検切れの車は自賠責保険が切れていることも少なくありません。もし自賠責が切れていた場合には、仮ナンバーの申請に先立って保険会社などで自賠責に加入する手続きも必要となります。
これらの手間やコストを考えれば、仮ナンバーを取得して中古車買取業者に車を運ぶという方法は、あまり良い選択肢とは言えません。
もとより、「買取査定のために仮ナンバーを取得する」ということ自体、本来の仮ナンバー制度の趣旨とは異なります。
自治体によっては発行を断る可能性があることも考慮しておくべきでしょう。
出張査定してもらえない可能性のある車
車種・年式・走行距離を理由に出張査定を断られるケースは、まずほとんどないと考えて良いでしょう。
出張査定の結果、査定額が「0円」になることもありますが、廃車にする費用や手間を考えれば、0円でも実質的にはプラスと考えることができます。
ただし、次のような車は出張査定を断られる可能性があるので、お互いにムダな時間とならないよう、事前に買取業者までその旨を伝えておきましょう。
ローンを支払い終えていない車
ローンを支払い終えていない車は、一般的にローン会社の名義のままとなっています。
名義がローン会社である以上、その車は勝手に売却できません。
転売しても利益にならないような車
水没車や全損車でも修理すれば乗れる状態になる可能性はありますが、修理費用が高額となるため、転売しても実質的な利益にならないかもしれません。
また、日本の中古車は海外で人気ですが、そうとは言えすべての日本車が簡単に売れるというわけでもありません。
これらのように、転売しても利益にならないような車は、出張買取査定を行ってもらえないことがあります。
他にも、売却に必要な書類が揃っていない車や鍵を紛失した車も、そのままでは買取してもらえません。
書類を紛失している場合には取扱窓口で再発行してもらい、また、鍵を紛失している場合にはディーラーなどに相談して新たに作ってもらう必要があるでしょう。
再車検をお考えならさくら車検の「再車検レスキュー」をご利用ください
車検切れの車の処遇について、売るべきか再車検すべきかをテーマに解説しました。
売ることも選択肢のひとつですが、不安定な世界情勢の中、新車の納車に時間がかかることや中古車の価格が高騰していることなど、平時とは異なる状況であるも理解しておく必要があるでしょう(2023年4月現在)。
車検切れの車の再車検をお考えの方は、無料で車の引き取り・納車サービスを用意しているさくら車検まで、ぜひお気軽にお問い合わせください。
さくら車検なら、車検切れでも無料で出張
車検切れでもご安心ください。さくら車検なら追加費用は不要です。無料でご自宅まで引き取りに伺い、車検の再取得まで行います。
面倒な仮ナンバーの手配などもお客様にしていただく必要はありません。
万一、故障などで自走できないお車の場合には、積載車(有料)で引き取りに伺います。
次のクイック見積もりでお車の車検費用の目安を知ることができます。