こんにちは、さくら車検の小林です。
今回、走行できないメルセデスベンツS500がご入庫されたので点検させていただきました。
エンジンの調子は悪くなく・・・でも走らない・・・
下回りを点検してみるとATオイルパンからオイルが漏れており、レベルゲージに一滴もオイルが付きませんでした。
ATオイルを補充してみると車が走り出したので、ある意味ほっとしました・・・
オイルパン自体はボルト6本で止まっているのでさっと取り外せます。
オイルパンガスケットとオイルストレーナーを交換します。
オイルパンガスケットがちぎれておりました・・・
これほどの切れ具合では停車していてもほぼ全部オイルがこぼれてしまうのではないでしょうか・・・
ATミッション自体は問題なさそうでした。
トルクコンバータ等にはオイルが残っていてくれていたようです。
元通りに組み付け、ATオイルを入れれば作業は完了です。
ATオイルを入れるときにレベルゲージに油温25℃時にあわせるマークと80℃のときにあわせるマークがあるのでOBDをつないでオイルの温度を見ながらATオイルをいれていきます。
・・・なかなか大変です。25℃なんてあっとゆうまに超えてしまいますし・・・冷めるのにとても時間が掛かります。
そこまで頻繁に交換するオイルではありませんが5万km~10万kmの間ぐらいで1回くらい交換するのがおすすめです。
CVT車に関してはもっと早めに交換が必要なオイルなのでちょっと気にとめておくといいと思います。
ではまた。